2004年4月20日

 
ブックレット紹介

★日野市民からのメッセージ

「七生養護の教育を壊さないで」
 日野市の南部、多摩市との境に近い日野市程久保に障害児学校、都立七生養護学校があります。
 この学校で行われてきた性教育「こころとからだの学習」について東京都議会で土屋議員が質問で「行きすぎた性教育」とヤリ玉に挙げたのが昨年の7月2日、これに対し都知事、教育長がすかさず「あきれ果てる」「不適切」と答弁したのがことの始まりでした。
 7月4日には都議、市議などと都教委が産経新聞記者を同行して七生養護学校に乗り込み犯罪捜査のような調査を行い、翌日の産経新聞で「過激性教育」、「あまりに非常識」と書きたてたのです。
 その後も「まるでアダルトショップのよう」などといった宣伝がされるなか、都教委は性教育教材などのあらゆる資料を「没収」したのです。そして教員や前校長など学校関係者116名を処分するとともに「学校経営アドバイザー」なる者を配置したのです。
 養護学校に通う子供たちは考える力やコミュニケーションに様々なハンディを負っていますが、少年少女期の体の発育は変わりがありません。
 テレビや雑誌など性情報が氾濫しているなか、健常児に比べだまされやすく性被害に遭う子供も少なくありません。
 七生養護学校の先生達は、いじめなど様々な体験で心が傷ついている子供たちと向き合い、長年工夫、研鑽して広い意味の性教育「こころとからだの学習」を作り上げ実践してきました。それはトイレの使い方などを始め日常生活の訓練から、自分が生まれて来たことを喜ぶことまで多岐に亘るもので、言葉だけでは理解が困難な子供たちにも判りやすいように絵や人形、身体の部位を覚えるための歌なども手作りして楽しく行われ、学校長会議でも報告して高く評価され、何よりも父母の強い支持のもと進められてきたことでした。
 心ない一部の者がゆがめて言うような性交教育などではなかったのです。東京都教育委員会も都議らも一度も授業の様子を確認することなく、「学習指導要領通りでないから不適切」と斬って捨てました。
 学校と密接に連携してきた父母たちが怒るのも当然です。いま日野市内外の市民、法律家、労働組合などが七生の父母、学校関係者とともに「七生養護の教育を取り戻そう」と支援する会を作って集会や署名運動に立ち上がっています。この模様は本年1月15日に日本テレビのニュースでも報道されました(ビデオがあります)。
 この問題の経過を詳しくまとめたパンフレット「七生養護の教育を壊さないで」が刊行されました(4月9日より発売、1冊500円)。ぜひ読んで下さい。
取り扱い 日野市民法律事務所
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